PRINTS
倉谷卓
『カーテンを開けて Sakata, 2010』
「私と父の間にはずっと微妙な距離感があった気がする。それは父が障害者だったことによるのか、または別の理由なのか、今となっては分からない」。父親の死後、写真家は毎月のように帰省しては、部屋の片隅に、母親、そして自分の中に息づく父親の名残を辿った。それは、父親の記憶を再生し、父親を「ひっそりと、もう少しだけ」生かす試みでもあった。
- 所属:CR / Collective
- 制作年:2010
- エディション:10
- プリントサイズ:235×340mm
- 特記事項:MKK-KNOM-GL14