PRINTS
吉楽洋平
『fireworks 47』
吉楽洋平の《fireworks》は、2011年より取り組んでいる花火遊びの場面を撮りためたシリーズ。鑑賞者の過去の記憶に働きかけ、夏の匂いが立ち上がってくるかのような作品です。
構図や距離感上の、例えば撮影時間が夜であることから場所性が非限定的であったり、距離感が保たれていることから被写体の表情がみえず各々の記憶と重ねやすい点などが、記憶への働きかけに大きく寄与している側面もありながら、やはり「花火遊び」という主題そのものが、多くの日本人が共通して持つ過去の記憶としてあることが前提と言えます。
火の点いている時間の美しさと短さ、夏休みという非日常的な時間、家族や仲間たちで集う楽しさと高揚感、終わりのときが訪れるという儚さ等がそこには含まれています。
構図や距離感上の、例えば撮影時間が夜であることから場所性が非限定的であったり、距離感が保たれていることから被写体の表情がみえず各々の記憶と重ねやすい点などが、記憶への働きかけに大きく寄与している側面もありながら、やはり「花火遊び」という主題そのものが、多くの日本人が共通して持つ過去の記憶としてあることが前提と言えます。
火の点いている時間の美しさと短さ、夏休みという非日常的な時間、家族や仲間たちで集う楽しさと高揚感、終わりのときが訪れるという儚さ等がそこには含まれています。
- 所属:Kana Kawanishi Gallery
- 制作年:2011
- エディション:5
- プリントサイズ:609×763mm
- 特記事項:KKG-YKIC-FW02