PRINTS
水谷吉法
『Tokyo Parrots Untitled03』
水谷吉法写真展「Colors / Tokyo Parrots」では、水谷の代表作「Colors」と「Tokyo Parrots」の2シリーズを展示する。
水谷は2010年に作家活動を開始して以降、東京で感じる違和感や好奇心を切り口にしながら多様なテーマに挑み、精力的に作品を発表している。色や形に着目して日常で出会う風景を蓄積するシリーズ「Colors」では、被写体となる個々のモノや場所は固有性を失い、視覚的発見に満ちたイメージへと変貌していく。大量に撮られたイメージの集合体によって、現代社会における記号性が鮮やかに浮かび上がる。「Tokyo Parrots」は、1970年代からペットとして日本にやってきたインコが、東京で野生化し大量発生した姿を追っている。得意とするストロボ撮影によって捉えられたインコの鮮やかな色彩や形態は、魅惑的で非日常な都市の風景を生み出すとともに、異質な存在の侵入がもたらす違和感を観る者に与える。身の回りの事象を注意深く観察することから生まれる水谷のユーモラスな作品群は、この世界を「見る」ことへの探究心を刺激するだろう。
水谷は2010年に作家活動を開始して以降、東京で感じる違和感や好奇心を切り口にしながら多様なテーマに挑み、精力的に作品を発表している。色や形に着目して日常で出会う風景を蓄積するシリーズ「Colors」では、被写体となる個々のモノや場所は固有性を失い、視覚的発見に満ちたイメージへと変貌していく。大量に撮られたイメージの集合体によって、現代社会における記号性が鮮やかに浮かび上がる。「Tokyo Parrots」は、1970年代からペットとして日本にやってきたインコが、東京で野生化し大量発生した姿を追っている。得意とするストロボ撮影によって捉えられたインコの鮮やかな色彩や形態は、魅惑的で非日常な都市の風景を生み出すとともに、異質な存在の侵入がもたらす違和感を観る者に与える。身の回りの事象を注意深く観察することから生まれる水谷のユーモラスな作品群は、この世界を「見る」ことへの探究心を刺激するだろう。
- 制作年:2013
- エディション:3+AP
- プリントサイズ:S:206×310, M:533×800, L:970×1456mm